会長挨拶

    2020〜2021年度
クラブ運営方針

会長 田辺 一男:近影

会長 箕輪 勝弘
  テーマ 「以和ロータリー」

テーマは「和をもってロータリー」と読みます。
これは7世紀はじめに聖徳太子の制定した十七条憲法の第一文冒頭の「以和為貴(和を以て貴しと為す)」から引用させていただきました。日本人は1400年前の昔から「和」を大切にして国造りをしてきたことがよくわかる言葉です。
「和」とは「仲良くすること」です。平和の和であり、調和の和であり、そして令和の和でもあります。まずは東京調布ロータリークラブの会員同士が仲良くクラブ活動ができることに重点を置きたいと思います。このことが、地域社会との和、他クラブや他団体との和、国際社会との和などにつながってゆくと思います。
 一年間、会員の皆様の協力を仰ぎながら、「和」を通じて奉仕活動と親睦活動に励みたいと思います。

もう一つ「和」には「日本」という意味があります。和風、和食、和服、和室などの言葉の和はすべて「日本の」という意味です。
近年、日本には外国人観光客がたくさん訪れるようになり、世界各国で日本に対する関心が深まっております。残念ながら今年の東京オリンピック・パラリンピックの開催は来年に延期されてしまいましたが、オリンピックが開催されれば多くの外国人が訪れることが予想され、さらに日本が注目されることになるでしょう。
 そうしたときに我々日本人はどれだけ日本のことを知っているのでしょうか? 例えば、国旗や国歌といった国のシンボルについてその由来を正確に知っている日本人がどれだけいるのでしょうか? ロータリーは国際奉仕を目的の一つとした国際的な団体ではありますが、そうした目的を果たすためには、まずは自国のことをよく理解することが必要ではないでしょうか? そのため、日本のことを見つめ直す機会としたいという意味も込めて「以和ロータリー」というテーマとしました。

ちなみに「和」という字がどうして日本を表すのでしょうか? それはこの場合の和は「大和(やまと)」の和であり、古代日本が自称した国名だからです。中国では紀元1世紀頃から日本のことを「倭(ワ)」と呼んでいました。日本では文字のない時代でしたから、ヤマト朝廷では最初は中国語の「倭」の字をもって「やまと」と読ませていました。しかし「倭」の字には良い意味がないことをその後に知って、同音の「和」に変えて「やまと」と読ませ、さらに大きな国の意味を込めて「大和(やまと)」に変わったそうです。その後、聖徳太子が「日の出づる処の天子」を自称し、7世紀後半には国名も正式に「日の本」そして「日本」へと変わったようです。
 こうした日本の国名の変遷もほとんど知られていないと思いますので、日本の伝統などについて学べる良い機会になれたら嬉しいと思います。